それは幼馴染のカズヒロからであった
小学生の時はずっと同じクラスで、中学でも確か同じ
ものすごい確率である
彼は頭がよく、イライラしながらもよくワタシに勉強を教えてくれました
隣の席で頬杖をつき、空いている片手で親指から小指までグルグルとペンを回転させながら移動させ、最後にポンと弾き、また親指に戻すという見事なペン回しを披露しながら
「ハァ?なんでそうなるんだよ、ばかじゃねーの」
このセリフ、1000回くらい聞いたなぁ
家が裕福らしく、小学生のくせによくゴルフにいっていたカズヒロ
UHB少年の船に「日本からのお土産」といってキン肉マンの単行本(しかも8巻のみ)をもって乗り込んだカズヒロ
ドラクエの発売日は学校を休み、寝ないでクリアするカズヒロ
なかなかアツイ漢であった
そんな彼とは高校からは別々である(ズバリ学力の差で)
あんなに仲がよかったのに、あっけなく連絡は途絶え高校三年間まったくの音信不通になってしまった
今のように特に用事が無くてもメールで繋がる時代ではなかったんだよなぁ
それが二十歳の冬、突然カズヒロから電話がかかってきた(当然家電にね)
実に五年ぶりである
「なに、あんた、どしたの?突然」
「なぁオマエ、昨日ラジオ出てただろ」
「はぁ?」
そういえば前日の夕方、ワタシは高校短大の友人達とのクリスマスパーティの為、ロフトでパーティグッズを大量に買い込み
同じくパーティグッズ係であったオノと2人で、サンタの如く大荷物を担ぎ(嵩張るんだよパーティグッズ)シャワー通りをウロウロしてたところを、某ラジオ局に生インタビューされまして
「どうしたんですか〜その大荷物、どんなクリスマスを過ごすんですか〜」的な質問だったような気がする
と、いっても答えてるのは100%オノで、ワタシは横でゲラゲラ笑っているだけ
『いや〜ありがとうございました、東京から帰省中の色男オノ君と仲良し同級生ナナちゃんでした〜』
そんな感じでインタビューは終わったと思う・・っていうか誰もオンエア聞いてないだろうと思ってたんだけど
「俺、ピザの宅配バイトやってんの、んで車でラジオ聞いてたら聞き覚えのある低い笑い声が聞こえてきてさぁ
んで、あれ?っと思って最後まで聞いてたらナナっていうし、これは間違いないと思ってさ、んで確認の電話してみたわけだ」
・・そ、そう(汗)・・ってかアンタ超久しぶり
「そうだな、久しぶりだな・・・ところでオマエ、ピザくいたくね?クリスマスパーティには必須アイテムだろう?」
ああ、そうか、ラジオ聞いてたんだもんね
と、いうわけで急遽カズヒロからピザを買う事になったワタシ
それ以来、また時々会うようになり、お互いの結婚式に出るまで関係は復活
が、
これまたワタシの転勤やらで疎遠になり、ここ9年くらいは年賀状のみの仲に逆戻り
なんとも脆い関係である
そして今この年賀状、よし今度はワタシが電話する番だな
「もしもし、おう久しぶり、雪がない正月ってものいいもんだな、とりあえずメシ食いにいこうか」
久しぶりにあったカズヒロはまったく変っていなかった
「埼玉人になったといっても車で五分も走れば茨城というステキな場所に住んでいる」
「未だに紫色のニッカボッカをはいたヤンキーが改造チャリにのっているぞ、我が故郷の20年前を思い出す、ああ札幌東区が懐かしいな」
「メタルギアソリッドを夢中でやっていたら朝の四時だった」
まったくもって相変わらずである、会社を休まなかっただけ成長したらしい
そして新情報
え、あんた野球好きだったっけ?
「ばーか、それは俺のセリフだ、俺の日ハムファン暦は長いぞ、それこそ小学生の頃からだ
当時は日ハム戦のチケットなんぞ只でもいらねぇと言われてたんだけどな、それでも好きだった
だから北海道に来てくれたときは泣いたね、マジで」
聞けばカズヒロ、札幌ドームで観てきた試合を録画しておいて、家に帰ってからもう一度球筋等を確認するらしい
「嫁が2人目出産の時に、俺札幌ドームにいてさ〜丁度逆転して最高!!これから!!って時に病院から電話かかってきて最悪だったよ」
・・・・・・どちらかっていうとオマエが最悪だよ!!
でもまぁ、これで今年はこちらで一緒に応援にいく仲間が見つかってヨカッタ
カズヒロの娘も1年生でダンと同級生だし、親子共々ヨロシクってカンジ
ちなみにカズヒロの奥様は五つ年上でワタシのオットと同い年
カズヒロの妹とワタシの妹も同級生なのでした
なんだかとっても不思議だよなぁ、これも縁ってやつなのかな?
次は家族も一緒に日ハム観戦だな、楽しみ楽しみ♪
ダンの鍵はアタル兄さんw↓
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ペン回しの上級者て憧れるわ
僕はホンマに初級のんしかできへん
ワタシもインチキ臭いペン回ししかできません
あれ、試験中隣の人にやられるとプレッシャーです